子ども代表が「平和への誓い」
'99/8/6
◆被爆地で学ぶ決意アピール
「平和の大切さを世界の友達に伝える。それがこの街に生まれ育 った責任」。歯切れのいい「平和への誓い」が響き渡る。平和祈念 式では、子ども代表二人が「誓い」を読み上げ、被爆地で学ぶ小学 生の決意を参列者にアピールした。
「ピースサミット」作文コンテストで大賞に選ばれた広島市安芸 区矢野南五丁目、矢野南小六年住吉竜典君と(11)と、同市中区榎 町、本川小六年新谷仁美さん(12)。「誓い」は同コンテストに参加 して作文を読んだ仲間二十人で意見交換をしながらまとめた。
「よく話し合い、認め合う」「やさしさ、勇気を持つ」。紛争や 環境破壊、いじめなどをなくすため、自分たちがすぐに実行できる ことも盛り込んだ。
大役を終え、住吉君は「家族を引き裂く戦争は絶対いや。うまく 気持を伝えることができた」と満足そう。新谷さんも「平和につい て何ができるか考えたい」。
一方、子ども代表として献花し、平和の鐘をついた同市安佐南区 緑井三丁目、緑井小六年石谷拓也君(11)は「平和への願いが一層強 くなった」と話していた。
【写真説明】「平和の大切さを伝えたい」。子ども代表として「平和への誓い」を読み上げる新谷さん(左)と住吉君