平和記念式典 準備急ピッチ/広島市
'99/8/4
六日の平和記念式典の会場となる広島市中区の平和記念公園で、 式典の準備が急ピッチで進んでいる。三日には参列者用のパイプい すが並べられ、作業が本格化した。
原爆慰霊碑前の芝生に並べるパイプいすは約一万二千八百脚。市 立の小中高校計三十二校から業者が運び込む。この日は最高気温三 三・二度と今年三番目の暑さの中、約五十人が約七千脚を並べた。 残りは四日に運び込む。
市は参列者の高齢化などに配慮し、今年初めて日よけのテントを 用意する。原爆資料館側の一般席に大小八張り、四百人分を設ける 予定で、五日に据え付ける。
会場の設営は一日から始まり、既に原爆資料館の南側外壁に看板 を取り付けたほか、慰霊碑横の合唱台の設営も終えている。
三日朝には、会場周辺の一斉清掃も行われた。市民や市職員たち 約千六百人が参加し、ごみや落ち葉を拾い集めた。
【写真説明】平和記念式典に向け、いすが並べられた平和記念公園