インド反核団体学生相互派遣を市長に提案へ
'99/8/2
原水禁系の原水爆禁止世界大会に参加するため、広島入りしたイ ンドの反核市民団体「インド核軍縮運動(MIND)」の中心メン バーのアチン・バナイクさん(52)は一日、インドと広島、長崎両市 の間で学生の相互派遣を実施するよう両市市長に提案することを会 見で明らかにした。
インドの若者を両市に派遣することで、反核意識を高めるのが狙 い。MINDと、キリスト教関係組織の二者連名による正式な提案 書を準備しており、日本滞在中に両市に働きかける計画。
バナイクさんによると、第一段階は、インドから毎年、十四〜十 六歳の男女を一人ずつ広島と長崎に十〜十四日間派遣。人選は作文 コンテストなどで行う。二、三年後からは、第二段階として、広島 と長崎の子どもを毎年二人ずつインドに受け入れる。すでに、イン ドの複数の学校からも協力の約束を取り付けているという。