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島根原発3号機 住民ら差し止め提訴へ

 中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の稼働に反対する島根、鳥取県などの住民グループは24日、中電に建設中の3号機の運転差し止めを求める民事訴訟を松江地裁に提訴する。

 3号機の原子炉について、国の設置許可の無効確認を求める行政訴訟も同時に起こす。昨年9月から募った原告は両県と東京、大阪など全国で約420人に達した。原告団代表は24日に松江市で開く結成会議で決める。

 提訴する「島根原発3号機の運転をやめさせる訴訟の会」の事務局は「福島第1原発事故で原発のリスクは明白になった」としている。

 福島の事故を受け、いったん運転計画が白紙となった3号機は昨年9月、当時の民主党政権が建設続行を容認。原子力規制委員会が7月に示す新規制基準に基づく審査や、島根県と松江市の判断次第では、事故後初めて稼働する新規の原発となる。(樋口浩二)

(2013年4月21日朝刊掲載)

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