[変わる街] 平和大橋北に歩道橋開通 広島、車道を拡幅へ
19年3月22日
広島市が中区の平和大橋北側で建設を進めてきた歩行者と自転車専用の歩道橋が21日、開通した。隣接する平和大橋は、欄干の表面を67年前の建設当時に近いコンクリート打ち放しの質感に「復元」した。新たな姿で被爆からの復興の歩みを伝える。
歩道橋は幅約5・7メートル。世界的彫刻家の故イサム・ノグチ氏が設計した平和大橋の欄干で、車道と区切られる。中区の原爆資料館東館で記念式典があり、松井一実市長が「平和大橋に寄り添う歩道として愛されてほしい」とあいさつ。渡り初め式に参加した袋町小5年、高松蓮南さん(11)=中区=は「たくさんの人の思いがこもった橋。みんなが快適に歩ける」と喜んだ。
開通に合わせ、広島北ロータリークラブから平和大橋の説明板とベニバナトチノキ18本が市に贈られた。市は新年度以降、これまであった平和大橋の歩道を一部なくして車道を広げる。(加納亜弥)
(2019年3月22日朝刊掲載)
歩道橋は幅約5・7メートル。世界的彫刻家の故イサム・ノグチ氏が設計した平和大橋の欄干で、車道と区切られる。中区の原爆資料館東館で記念式典があり、松井一実市長が「平和大橋に寄り添う歩道として愛されてほしい」とあいさつ。渡り初め式に参加した袋町小5年、高松蓮南さん(11)=中区=は「たくさんの人の思いがこもった橋。みんなが快適に歩ける」と喜んだ。
開通に合わせ、広島北ロータリークラブから平和大橋の説明板とベニバナトチノキ18本が市に贈られた。市は新年度以降、これまであった平和大橋の歩道を一部なくして車道を広げる。(加納亜弥)
(2019年3月22日朝刊掲載)