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平和行事

ヒロシマ継承 若者学びの場 広島市中区で企画展

 若い世代が原爆を学ぶ企画展が29日、広島市中区東千田町のイベントスペース「CLiP HIROSHIMA(クリップ・ヒロシマ)」で始まった。被爆の体験継承を考える場にしようと、「ヒロシマ『 』継ぐ展」実行委員会が企画した。8月5日まで。

 平和へのアクションとして、「平和活動や平和学習に参加します」「差別・偏見について考えます」などの取り組みを書いた20本の筒を展示。来場者は自身ができる行動を選び、その筒に誓いとして折り鶴を投じた。

 若手クリエーターたち実行委メンバーが聞き取った被爆者の思いもパネルで紹介する。5日には被爆者との対話イベントがある。

 企画展は2015年に東京で始め、昨年から広島も会場に加わった。親子3人で訪れた南区の会社員岡田健史さん(27)は「原爆を知らない若者が増えたと聞く。全国で被爆者のメッセージを伝えてほしい」と願った。(堅次亮平)

(2018年7月30日朝刊掲載)

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