中国残留邦人 苦難の歩み 南区で来月 聞く会
18年5月30日
終戦時の混乱で旧満州(中国東北部)などに取り残され、戦後帰国した中国残留邦人の体験を聞く会が、6月10日午後2時から広島市南区の市総合福祉センターである。無料。
市内の残留邦人や支援者でつくる実行委員会の主催。1992年に山東省から帰国した南区の川添瑞江さん(80)が、旧ソ連軍からの逃避行や家族との離別、中国での生活などを振り返る。残留邦人の母親と99年に同省から帰った西区の松葉静子さん(46)は、帰国後に言葉や就労で苦労した体験を語る。
会場では開拓生活を捉えた写真、歴史背景を解説するパネル計約30点を展示する。実行委代表で広島大准教授の河本尚枝さん(51)は「苦難の歩みと、言葉の壁が解消されないまま高齢化が進む現状を多くの人に知ってもらいたい」。河本さん☎090(4498)5235。(栾暁雨)
(2018年5月30日朝刊掲載)
市内の残留邦人や支援者でつくる実行委員会の主催。1992年に山東省から帰国した南区の川添瑞江さん(80)が、旧ソ連軍からの逃避行や家族との離別、中国での生活などを振り返る。残留邦人の母親と99年に同省から帰った西区の松葉静子さん(46)は、帰国後に言葉や就労で苦労した体験を語る。
会場では開拓生活を捉えた写真、歴史背景を解説するパネル計約30点を展示する。実行委代表で広島大准教授の河本尚枝さん(51)は「苦難の歩みと、言葉の壁が解消されないまま高齢化が進む現状を多くの人に知ってもらいたい」。河本さん☎090(4498)5235。(栾暁雨)
(2018年5月30日朝刊掲載)