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世界の若者と平和語ろう 広島で8月フォーラム 広島県、高校生の参加募る

 広島県と海外の高校生たち約100人で国際平和を題材に議論する「ひろしまジュニア国際フォーラム」が8月19~22日、広島市中区の広島国際会議場をメイン会場にある。主催する県は、県内外から参加する高校生を募集している。5月11日まで。参加無料。

 募っているのは、県内に住むか通学する高校生30人▽県外の高校生10人▽身体の障害などを理由に自宅からの参加を希望する高校生2人。申し込み後はディベートする力を高めるため、インターネット上で事前学習を受ける。6月22日までにリポートをまとめ、審査を経て参加者が決まる。

 フォーラムでは、初日に中区の原爆資料館を見学して原爆慰霊碑を訪れ、被爆者の体験談を聞く。その後は「平和な世界の実現に向け私たちができること」をテーマにグループ討議を重ね、「広島宣言」を発表する。交通費や食事代、宿泊費などは県が負担する。

 フォーラムは、国際的な相互理解を深めて平和に貢献する人材を育てようと2016年に始まった。今回は、県が友好提携を結ぶメキシコ・グアナフアト州や県人会のあるペルー、県内への留学生が多いベトナムやインドネシアなど計20カ国・地域の同世代や、国内の留学生たちが参加する。

 希望者は県国際課に郵送か電子メールで申し込む。TOEICや英検など英語力を証明する書類がある場合はコピーを添える。同課☎082(513)2361=平日のみ。(滝尾明日香)

(2018年4月26日朝刊掲載)

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