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ICANへ祝福メッセージ ノーベル平和賞受賞に平和首長会議

核禁条約加盟増へ「連携強化」

 平和首長会議(会長・松井一実広島市長)は19日、ノーベル平和賞受賞が決まった国際非政府組織(NGO)の核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN(アイキャン)、本部スイス・ジュネーブ)に核兵器禁止条約実現への貢献をたたえ、受賞を祝うメッセージを届けたと発表した。核保有国や「核の傘」の下にある国に条約加盟を働き掛けるため連携を強める。

 小溝泰義事務総長が加盟都市のジュネーブ市との協議に合わせ、18日にICAN事務所でベアトリス・フィン事務局長と面会した。メッセージは、英文で松井市長の署名入り。「被爆者は共に活動してきた成果だと大変喜んでいる」と受賞を歓迎し、各国の指導者が加盟に向けた政策を取るように「連携を強化したい」と記している。

 首長会議事務局によると、フィン氏も「保有国を加盟させる動きをしたい」との考えを示し、連携強化に同意した。同会議は世界7400以上の都市が加盟し、ICANの「国際パートナー」に加わっている。(水川恭輔)

(2017年10月20日朝刊掲載)

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