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エマニュエル・リバさん死去

 アラン・レネ監督の日仏合作映画「二十四時間の情事」(1959年、原題「ヒロシマ・モナムール」)に主演し、注目を浴びたエマニュエル・リバさん(フランス女優)が27日、パリで死去した。89歳だった。詳しい死因は不明だが、がんの治療中だった。フランスのメディアが伝えた。

 27年、フランス東部ボージュ県生まれ。女優になるため、家族の反対を押し切ってパリに行き、舞台で実績を積んだ後、58年に映画デビューした。

 「二十四時間の情事」は被爆復興期の広島で撮影された。2008年には、映画撮影中の写真が見つかったのをきっかけに、半世紀ぶりに広島を訪れた。再訪時に広島での写真展を企画した木村成代さん(54)は「時に涙ぐみながらロケ現場を巡り、記憶をたどっておられた姿を思い出す。80歳を超えた当時でも女優としてのオーラはすごかった」としのんだ。

(2017年1月29日朝刊掲載)

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