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国・米に究明を要請へ FA18墜落 岩国市長、市議会で強調

 岩国市の米海兵隊岩国基地に所属するFA18ホーネット戦闘攻撃機の墜落事故に関し、福田良彦市長は9日の市議会本会議で、国や同基地から受けた説明内容を伝え、原因究明を国と米側に求めていく考えを重ねて示した。

 事故は7日夜、高知市沖の太平洋上で発生。周辺海域を捜索した海上自衛隊岩国基地の救難飛行艇US2が8日午後、米軍パイロットを収容。9日に死亡が発表された。市は8日午前、中国四国防衛局と岩国基地から事故の概要や状況を聞いた。

 福田市長は、米側に原因究明や再発防止策などを申し入れた防衛省の対応などについて説明。「亡くなられたパイロットには心から哀悼の意を表する。今後、県とともに事故原因の究明などを要請していく」と述べた。

 福田市長の報告に対し、桑原敏幸議長は「事故調査中であり原因も不明だが、市民の安全安心のため引き続き速やかな情報提供を」と市側に求めた。(野田華奈子)

(2016年12月10日朝刊掲載)

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