平和継承 海越える大書 舟入高・大段さん 来月、NZで展示 広島
16年7月27日
舟入高(広島市中区)書道部の3年大段沙那さん(17)が、平和への思いを次代につなごうと「継承」の2文字を大書した作品を、8月にニュージーランド・ウェリントン市である子どもたちの平和美術展に出品する。同市が平和首長会議に加盟している縁で実現。「被爆地の若者の決意が伝われば」と願う。
荒々しく力強い「継承」の文字が縦240センチ、横90センチの画仙紙の中央に躍る。被爆70年の昨夏に書いた県書道展への出品作。「平凡な日常を過ごす幸せを」などと自作の詩も添えている。
ウェリントン市職員で、広島平和文化センター(中区)の平和首長会議事務局でインターンをしたメリッサ・ブレジンジャーさん(25)が出品を仲介した。平和学習の講師に招かれた同校に「被爆地の思いがこもった作品を地元で紹介したい」と提案。学校側が大段さんの書を推した。
美術展はウェリントン市などの主催で7~28日にある。大段さんは「広島の悲劇と復興に興味を持ってもらえたら」と話している。(森戸新士)
(2016年7月27日朝刊掲載)
荒々しく力強い「継承」の文字が縦240センチ、横90センチの画仙紙の中央に躍る。被爆70年の昨夏に書いた県書道展への出品作。「平凡な日常を過ごす幸せを」などと自作の詩も添えている。
ウェリントン市職員で、広島平和文化センター(中区)の平和首長会議事務局でインターンをしたメリッサ・ブレジンジャーさん(25)が出品を仲介した。平和学習の講師に招かれた同校に「被爆地の思いがこもった作品を地元で紹介したい」と提案。学校側が大段さんの書を推した。
美術展はウェリントン市などの主催で7~28日にある。大段さんは「広島の悲劇と復興に興味を持ってもらえたら」と話している。(森戸新士)
(2016年7月27日朝刊掲載)