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育鵬社の教科書 呉市教委が採択 歴史・公民 尾道は他社

 広島県教委は2日、公立中学校が来年度から4年間使用する教科書の県内の市、郡ごとの採択結果をまとめた。社会科では、呉市教委が育鵬社(東京)の歴史、公民の教科書を採択した。

 育鵬社は「新しい歴史教科書をつくる会」に協力していた扶桑社の子会社。呉市教委は2012年度から4年間の教科書を決めた前回に続き、両科目で採択した。来年度から市立26校の授業で使われる。同市教委は「特定の内容ではなく、県が示す選定の観点を踏まえ、教科書選定委員会の意見を受け決定した」と説明している。

 前回は育鵬社の公民教科書を採択した尾道市教委は、今回は他社を選んだ。県内19採択地区の結果は、学校ごとに採択した県立学校などと一緒に、県教委のホームページで公表している。

(2015年9月3日朝刊掲載)

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