巡洋艦大淀 戦没者しのぶ 江田島
15年7月27日
太平洋戦争末期の1945年7月、江田島湾で米軍機の爆撃を受けて270人を超える乗組員が亡くなった旧海軍の巡洋艦大淀の慰霊祭が24日、広島県江田島市大柿町の慰霊碑前であった。51年から住民が続け、ことし65回目。
地元の飛渡瀬地区の住民や海上自衛隊第1術科学校の関係者ら約100人が参列。術科学校教官たちによるラッパ演奏や焼香などで冥福を祈った。
3年ぶりに遺族も出席。東京都西東京市の高山要さん(84)は、70年前のこの日、当時17歳だった兄嘉重さんを失った。「慰霊祭があると知り初めて来た。兄の命日に来られてうれしいし、地元の人たちが今も追悼してくださりありがたい」と感謝していた。(貞末恭之)
(2015年7月25日朝刊掲載)
地元の飛渡瀬地区の住民や海上自衛隊第1術科学校の関係者ら約100人が参列。術科学校教官たちによるラッパ演奏や焼香などで冥福を祈った。
3年ぶりに遺族も出席。東京都西東京市の高山要さん(84)は、70年前のこの日、当時17歳だった兄嘉重さんを失った。「慰霊祭があると知り初めて来た。兄の命日に来られてうれしいし、地元の人たちが今も追悼してくださりありがたい」と感謝していた。(貞末恭之)
(2015年7月25日朝刊掲載)