×

ニュース

在外被爆者らと記憶継承考える 広島市医師会来月講演会

 被爆70年に合わせ、広島市医師会(松村誠会長)は8月2日午後1時半から、国内外の被爆者3人を招いて講演会「世界の若人へ語り継ごう ヒロシマから」を西区観音本町の広島医師会館で開く。

 パネル討議で県被団協の坪井直理事長、米国とブラジルの被爆者団体の各代表者が登壇。記憶の継承をめぐり意見を交わす。基調講演は、放射線影響研究所(南区)の大久保利晃前理事長で、放射線の人体への影響を解説する。広島なぎさ中・高の管弦楽部による「核」をテーマにしたドイツ人作曲家の組曲の演奏もある。

 市医師会の「ヒロシマ被爆二世医師会議」(11人)が中心となり企画した。会議の檜山桂子運営委員長は「核戦争を繰り返さないため、原爆が人体に何をもたらしたか伝えたい。特に高校生に聞きに来てほしい」と呼び掛けている。

 入場無料。ファクス、はがき、電子メールで21日(必着)までに申し込む。定員50人。申し込み多数の場合は抽選。市医師会Tel082(232)7321=日曜を除く。(田中美千子)

(2015年7月15日朝刊掲載)

年別アーカイブ