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平和願う絵 広島市に贈る 被爆2世の画家高山さん

 被爆70年に合わせ、広島市南区の被爆2世の画家高山博子さん(57)が世界平和の願いを込めた油絵を市へ寄贈し、3日、感謝状を受け取った。

 「昇華」と題した作品は、100号(縦162センチ、横130センチ)の大作。金色に輝くヒンズー教の神像の前に、インドの民族衣装を着た女性が、生命力を象徴する真っ赤なハスの花を手にたたずむ姿を描いている。母親の門田アキエさん(88)=安芸区=の被爆体験を踏まえ、「生かされる喜びを表現した」という。

 この日、母子で市役所を訪問。市長室前の廊下に飾られた絵を松井一実市長に説明した。高山さんは「これからも母の被爆体験を基に、平和をテーマに描きたい」と話した。

(2015年7月4日朝刊掲載)

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