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ランズマン監督作 上映 あすから広島 ホロコースト題材

 ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の真実に立ち会った人の証言だけで迫ったドキュメンタリー映画「SHOAH ショア」などフランスのクロード・ランズマン監督の3作が14~21日、広島市中区の市映像文化ライブラリーで上映される。

 アウシュビッツ強制収容所(ポーランド)の解放70年に合わせた特集。1985年の「ショア」は4部に分かれ、約9時間半の大作。強制収容所から生還したユダヤ人や、虐殺の現場と隣り合わせで「日常」生活を送っていたポーランド人農家、迫害に関わった元ナチス親衛隊員らの証言を収め、悲惨さを物語る。

 収容所でのユダヤ人の抵抗運動を伝える「ソビブル、1943年10月14日午後4時」(2001年)、「模範的」と偽られたチェコ・テレジン収容所の真実を明らかにする最新作「不正義の果て」(13年)の上映もある。380円、65歳以上と高校生180円、中学生以下無料(20日は高校生無料)。15、16日は上映なし。同ライブラリーTel082(223)3525。

(2015年6月13日朝刊掲載)

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