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ヘイトスピーチ 「ノー」訴え集会 松江

 ヘイトスピーチ(憎悪表現)と呼ばれる差別的な街宣活動に反対する集会が30日、島根県松江市の県民会館であった=写真。不特定多数への人種差別的な攻撃を禁じる法制定を求める決議を採択した。

 民主党の有田芳生参院議員が基調講演し、「近年のヘイトスピーチの台頭は、一部団体の過激な活動を放置してきた政府や行政に責任がある」と指摘。「特定の集団に向けられた現在の差別的な言葉は、第2次世界大戦期にユダヤ人虐殺をしたナチスの言説と同じ。法規制へ具体的な検討を進めるべきだ」と約160人に語りかけた。

 市民団体平和フォーラムしまね(同市)などでつくる実行委員会の主催。

(2015年5月31日朝刊掲載)

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