×

ニュース

広島の平和公園を「全面禁煙に」 医師会などが市に要望

 世界禁煙デー(31日)を前に、広島市医師会など25団体は26日、平和記念公園(中区)の全面禁煙を求める要望書を市へ提出した。

 代表者6人が市役所で市緑化推進部の栄谷洋部長に面会。市医師会の松村誠会長(65)が「被爆70年で世界から多くの人が訪れる。市民の健康を守り、きれいな空気で来園者を迎えることが最低限のマナー」と話し、松井一実市長宛ての要望書を手渡した。

 栄谷部長は「利用者たちの声を聞き、全面禁煙を視野に入れて検討したい」と話した。

 市のぽい捨て等防止条例により平和記念公園では、灰皿がある場所以外での喫煙や吸い殻の投げ捨てが禁じられている。市は2008年度に55基あった灰皿を段階的に撤去し、現在は5基。うち2基は、14年8月に園内では初めて原爆資料館東館南側に設けた喫煙ブース内にある。(川手寿志)

(2015年5月27日朝刊掲載)

年別アーカイブ