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お好み焼き・復興で現代美術 池森さん 中区で個展 誇れる「広島」見てほしい

 広島市安佐南区出身の現代美術家、池森暢昌さん(35)=東京都三鷹市=の作品展「ユーノヘイ○(わ)」が20日、中区袋町の旧日本銀行広島支店で始まった。28日まで。入場無料。

 お好み焼きをモチーフにした直径約10メートルの巨大オブジェや、被爆後の惨状をテーマにしたイラストなど約500点を展示。ある日突然崩れるかもしれない日常生活を表現しようと、避難所生活を連想させる段ボールや、広島土砂災害の被災地で集めた木の枝などを材料に使った。

 池森さんは「戦後の復興期に生まれたお好み焼きと、土砂災害からの復興への思いを融合させた。日常生活の大切さを感じてほしい」と話した。

 開館は午前10時~午後7時。(土井和樹)

(2015年5月21日朝刊掲載)

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