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　米ハワイ州オアフ島で海兵隊の垂直離着陸輸送機ＭＶ２２オスプレイが着陸に失敗して死者が出た事故を受け、廿日市市の市民団体「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県西部住民の会」は１９日、沖縄県に配備されている同型機の飛行中止や国内の配備撤回を求める要請文を、日米両政府に送った。

　文書では、米軍普天間飛行場（宜野湾市）に同型機２４機が配備されており、米海兵隊岩国基地（岩国市）を経由して広島県内も飛行していると指摘。「国内で同様の事故が起きれば被害は甚大」として、原因が究明されるまでの間の飛行中止、普天間に配備されている同型機の撤去、空軍仕様機で計画されている横田基地（東京都福生市など）への配備の撤回を求めた。

（２０１５年５月２０日朝刊掲載）