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追悼祈念館サイト 証言ビデオ 8言語追加 広島

 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館(広島市中区)は、ウェブサイト上で公開している被爆証言ビデオを多言語化した。外国語はこれまで英語、中国語、韓国・朝鮮語の3言語だったが、新たにロシア語、フランス語など8言語でも視聴できるようにし、計11言語になった。

 ウェブサイトは、長崎の祈念館と共同運営する「平和情報ネットワーク」。7年前から証言ビデオや被爆体験記を発信している。336人分あるビデオの一部を吹き替えたり、字幕を付けたりした。

 同館は併せて、ウェブサイトに検索機能も加えた。被爆者の名前や被爆時の年代などを選べば、ビデオや体験記を絞り込める。今後は体験記の多言語化も進めるという。担当者は「使いやすさと分かりやすさを高め、より多くの人に被爆者の体験と思いを広めたい」としている。http://www.global‐peace.go.jp/(田中美千子)

(2015年4月16日朝刊掲載)

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