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福島現状報告 核被害考える 1日広島市中区

 福島第1原発事故から4年を前に、広島市の市民団体「福島と広島をつなぐ、もみのきの会」が3月1日午後1時半から、広島市中区の広島国際会議場で核被害について考えるシンポジウムを開く。

 被曝(ひばく)と社会の在り方を研究している福島大准教授の西崎伸子さんが講演。小学生の娘を育てている経験も踏まえ、福島の現状を報告する。秋葉忠利前市長、広島を拠点に活動する詩人アーサー・ビナードさんを交えた討論もある。

 当日は、静岡県のマグロ漁船第五福竜丸が米国の水爆実験で被曝したビキニ事件から61年に当たる。会は「ヒロシマ、ビキニ、フクシマと続く被害を見つめ、子どもたちの未来を考える機会にしてほしい」と呼び掛けている。定員150人。高校生以上は参加費が要る。事前の電話予約で500円、当日600円。無料の託児も15人まで受け付ける。同会Tel082(961)5770。

(2015年2月27日朝刊掲載)

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