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「ヒロシマ」問う報道写真 広島市中区で福島さん作品展

 広島の被爆者の取材を原点に日本の戦後を問い続けてきた報道写真家、福島菊次郎さん(93)=柳井市=の写真展が18日、広島市中区の旧日本銀行広島支店で始まった。23日まで。

 「写らなかった戦後 ヒロシマの嘘(うそ)」と題し、写真パネル60枚を展示。原爆症の苦痛にもだえる男性と家族の姿を記録した1960年発表の初期作をメーンに、人々が目をそらしがちな戦後史の暗部に迫る作品が並ぶ。

 福島さんは下松市生まれ。90歳を過ぎても脱原発デモの現場などで取材を続けている。入場無料。19日午後2時から本人のトークショーがある。(道面雅量)

(2014年10月19日朝刊掲載)

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