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平和の折り鶴 商店街彩る コープやまぐちなど50万羽

 コープやまぐち(山口市)と県原爆被爆者支援センターゆだ苑(同)は、平和への祈りを込めた約50万羽の折り鶴を山口市の道場門前商店街のアーケードに飾った。「二度とヒロシマ・ナガサキを繰り返すまい」などとメッセージを添えている。16日まで。

 鉄の棒に折り鶴をつるし、アーケードの14カ所に取り付けた。2002年から毎年、県内で亡くなった被爆者たちを追悼する「山口のヒロシマデー」(6日)に合わせて平和のメッセージを発信しようと飾っている。

 折り鶴は商店街の協力もあり、ことしは約10万3千羽が寄せられた。昨年までの分と合わせて9日夜、アーケードに付けた。13日午前10時から、商店街にあるコープこことどうもん店の前でゆだ苑へのカンパを募る。

 コープやまぐち常任理事の中山光江さん(63)=同市小郡光が丘=は「来年は被爆70年。体験の風化が心配で、折り鶴が平和を考えるきっかけになってほしい」と話す。(柳岡美緒、写真も)

(2014年9月11日朝刊掲載)

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