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「核廃絶へ行動」 高校生平和大使 浜崎さん報告 広島

 高校生平和大使としてドイツを訪れ、平和行事に参加したノートルダム清心高1年、浜崎楓子さん(15)=広島市西区=が19日、市役所で帰国報告の記者会見をした。「一人一人が考え、行動することが核兵器廃絶につながるという思いを共有できた」と、交流の手応えを語った。

 広島、長崎両市を拠点とする市民団体の大使に選ばれ、4~9日に派遣された。6日は首都ベルリンであった日本大使館主催の平和行事で、約100人を前に曽祖父母の被爆体験を語った。同日、広島市の姉妹都市ハノーバーでも原爆犠牲者の追悼式典に参列し、平和への思いを訴えた。

 滞在中は地元の高校生と交流し、テレビ局の取材も受けたという。浜崎さんは「平和を願う被爆地の思いを伝えられた。これからも被爆4世として平和活動を続けたい」と話した。(田中美千子)

(2014年8月20日朝刊掲載)

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