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集団的自衛権に反対訴え集会 広島 弁護士や市民750人

 広島弁護士会は4日、憲法の解釈変更による集団的自衛権の行使容認に反対する市民集会を、広島市中区の原爆ドーム前で開いた。約750人が参加。集会後は市中心部を約1時間、デモ行進した。

 舩木孝和会長はあいさつで「憲法を中心とした秩序が保てなくなる。一内閣の判断で行うのは極めて危険で、国民の声を聞こうとしていない」と強調した。

 弁護士や市民もマイクを握り、集団的自衛権行使の危険性などを訴えた。秋葉忠利・前広島市長は閣議決定という手段が国務大臣たちの憲法尊重義務を定めた憲法99条に違反しているとして「内閣を提訴することをぜひやりたい」と話した。

 また会場では、市民団体「秘密法廃止!広島ネットワーク」が、8月6日の広島市の平和記念式典で松井一実市長が読み上げる平和宣言に、集団的自衛権の行使容認に反対する文言を入れるよう求める署名活動をした。(金刺大五)

(2014年7月5日朝刊掲載)

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