ジュニアライターこの一作 「トビウオのぼうやはびょうきです」(いぬいとみこ作) 水爆実験の事実 学ぶ
14年9月17日
家にあったこの絵本を、初めて読んだのは幼稚園(ようちえん)のころでした。水爆(すいばく)実験について何も知らず、なぜぼうやが病気になったのか分かりませんでした。悲しくて、お医者さんになってぼうやを助けたいと考えていました。
小学5年のころ、再び読みました。その時はちょうど学校で水爆実験の事実を学んだ後だったので、ぼうやの身に何が起きたのかが理解できて、嘆(なげ)きました。そして、自らの手で、何かできないかと考え始めました。
最初は、どうしたら犯罪や貧富の差がなく、世界中の人たちが幸せになれるかを考えていました。しかし漠然(ばくぜん)としすぎているのに気付き、次第に戦争や核兵器のない世界にするには何をするのがよいのだろうと、考えるようになりました。今は将来、国連で働いたり、国際非政府組織(NGO)で活動したりしたいと思っています。(中3坪木茉里佳)
(2014年9月15日朝刊掲載)
小学5年のころ、再び読みました。その時はちょうど学校で水爆実験の事実を学んだ後だったので、ぼうやの身に何が起きたのかが理解できて、嘆(なげ)きました。そして、自らの手で、何かできないかと考え始めました。
最初は、どうしたら犯罪や貧富の差がなく、世界中の人たちが幸せになれるかを考えていました。しかし漠然(ばくぜん)としすぎているのに気付き、次第に戦争や核兵器のない世界にするには何をするのがよいのだろうと、考えるようになりました。今は将来、国連で働いたり、国際非政府組織(NGO)で活動したりしたいと思っています。(中3坪木茉里佳)
(2014年9月15日朝刊掲載)